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ジャズ ミュージシャン ( 渡辺香津美 )

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ギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティバル





● 素晴らしい演奏でした。銀座JAZZにご参加された感想からお聞かせ下さい。

 今回初めての参加でしたが、デパートの屋上に始まり、様々な場所で演奏させて頂 きました。これほど多くの企業が一致協力して、銀座にJAZZ演奏の場を展開するとい うのは大変画期的なことですね。街全体に、JAZZを迎えることに対する熱気や喜びが 溢れている、と感じました。


● 渡辺さんは、過去、世界中のジャズ・フェスティバルにご出演されていますが、今回 の銀座Jazzとの共通点、あるいは違いなどがありましたらお聞かせ下さい。

 日本のジャズ・フェスは、短期集中型。数日の日程で組まれますが、海外では1〜2週 間続くことが多いです。内容も、オーソドックスなジャズのみならず、ブルース、フ リージャズなど、ジャンルそのものを幅広く捉えているように感じます。民族音楽な どが多いのも海外での特徴で、それが、街や湖など、自然をも含んだ風景と合致して、 流れている音楽が環境の一部を形成しているかのようなイメージがあります。 銀座は繁華街ですからそこに自然を求めるわけには行きませんが、世界有数の大都市 として、素晴らしく洗練された環境の中、それにふさわしいジャズが溶け込んで行く、 という感覚が良かったですね。


● 今回の演奏では、いわゆる4ビートのジャズではなく、主にスペイン風のイメージを 持つ楽曲でライブを構成されていました。現在の渡辺さんにとって、ジャズとは何で しょうか。

私にとっては、JAZZ=インプロビゼーション(即興演奏)です。即興とひと言で言っても、 その海は果てしなく広い、とも言えますが。 即興演奏に独自の世界があると仮定すれば、それを共有する人々は、世界言語をもつ と言っていいかも知れません。たとえば、スタンダード・ナンバーや映画音楽など、 多くの人に知られている楽曲を素材にして、各々のプレイヤーがアレンジしたり形を 変えて自分のものにしていますね。 もう一つの側面は、自分を出す、保つ、ということです。たとえば伝統芸能を身につ けようとすれば、その世界の方法論にどっぷりと浸かることになると思います。ジャ ズでも、もちろん伝統を追ってニューヨークを目指す人もいるわけですが、そうして いても、そこに生きている自分自身を強く打ち出さなくてはならないと思います。 浸って勉強する一方で、自分自身を出す、というか。振り子のようにその間を行った り来たりする感覚を保っていなくてはならないと思うのです。それが、ジャズを やっ ていく面白さであり、怖さでもありますね。 自分がそこにいて、他のメンバーとも聴衆の皆さんともインプロビゼーションを通じ てインスパイアーし合い、クリエイトしてゆく、これがジャズの醍醐味だと思います。


● 演奏を通じて、聴衆に伝えたいことはありますか。

音楽という無限の可能性の中に、渡辺香津美というひとりの人間が、ギターを乗り物 として漕ぎ出していく、というイメージでしょうか。海に晴れの日も、雨の日もある ように、その時々に変わる演奏を通じて、互いの世界を共有していきたいですね。ま さに、一緒に旅をしましょう、という感じです。 たとえば、今日演奏した音楽の場合、体はここにあるけれど心はアンダルシアに飛ん でいるかも知れない。演奏を通して、みんなでアナザー・ワールドに行きましょう。 その時には、無限に自由に表現できなくてはならない。もちろん、自由に表現する境 地に至るためには、練習や工夫は不可欠ですが、演奏の場で大切なのは、その場でク リエイティブな存在でいられるかどうかです。ハプニングであろうが、とにかく、メ ンンバーやお客さんたちと一緒に、そこでリアルな何かが進行している、互いに刺激 し合うものがある、ということです。


● 洗足学園で講義をもたれるなど、後進の指導にも力を入れておられますが、「音楽を 教える」ことについての理念がありましたらお話し下さい。

自分が持つ、全てのノウハウを教えたい、とも思うのですが、実情としては、自分自 身が勉強しなくてはならないことが膨大にある、と感じています。クラシックの若い ギタリストと交流すると、互いの中から吸収し合うことがたくさんあります。この点 については、年齢やキャリアはほとんど関係ないですね。 演奏についての方法論を教えると言うよりは、演奏に対するスピリットを教えること の重要性の方が強いでしょうか。 たとえば、何かひとつの曲を徹底的に自分らしく演奏すること。それができれば、世 界中どこへ行っても音楽だけでコミュニケーションできると思うのです。


● 勉強中で、伸び悩みを感じている若いミュージシャンたちにアドバイスを頂けますか

悩みの多くは、何をすればよいか分からない、ということのようです。音楽の神髄の ようなことを求めて勉強するのだと思いますが、じつは、そこに到達するのは誰にとっ ても、私自身にとってもとても難しいことです。その境地に到達したくて、練習も勉 強もするのですが、いくら楽器の演奏に熟練しても、その人間に内容が無ければ、何 も出てこないのです。 だから、広く芸術を観たり、街へ出て人と関わったり、本を読んだり…。そういうこと が大切だと思います。私も、若い頃読んだヘミングウェイを、今はどんな風に感動す るのだろうかと、再読したり、今度は原語で読んでみようかとなど、そのために色々 やってみます。様々な感覚で取り組む工夫を続けると、いつのまにか自分が豊かになっ ていくように感じます。


● 今後の活動、ご予定は。

公私ともにパートナーである谷川公子との新しいユニット 「Castle In The Air(キャッスル・イン・ジ・エアー)」のア ルバムを リリースします。ここではギターだけでなく、シタールギターや ボリビアの民族楽器チャランゴなども弾いており、自分のいつものアル バムでは 決してみられないアプローチを含め面白い作品に仕上がりました。ぜ ひ、聴いて下さい。


●お忙しい中、素晴らしいお話しをありがとうございました。



@ギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティバル2007  2007年10月4日 By @jazz


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