ジャズシンガーmegさん インタビュー
デビュー10周年となるジャズシンガーmegさん。
その真骨頂であるJAZZ アルバムが発売!
今回はそんなmegさんにアルバムへの思いについてたっぷり語っていただきました。
megさんの経歴
●megさんのプロフィール
秋田県大館市生まれ、横浜育ちのジャズシンガー。
2006 年にジャズの名門 Verve レーベルより アルバム「Grace」でデビュー。
近年では、ジャズ歌手ながらもポップスのフィールドでも精力的な活動を行い、小室哲哉 作曲/湯川れい子 作詞の「再愛〜 Love you again 〜」(2010)が映画『行きずりの街』の主題歌に起用され、更には『さよなら歌舞伎町』(15)主題歌、アニメ「ヒーローバンク( テレビ東京)」ED テーマ、ドラマ「JK は雪女」(MBS・TBS 系放送)ED テーマ、30 年ぶりの新TV シリーズ「ルパン三世」海外版OP テーマなど数々のタイアップ曲を担当している。
そして10 周年YEAR となる今年7/26(水)には守屋純子率いる豪華ビッグバンドのJAZZ アルバム「Quicker Than the Eye」をリリースし、全国ツアーを開催。
「Quicker Than the Eye」をリリースして
―まずmegさんがミュージシャンになった経緯を教えていただきたいのですが。
もともと歌う事や音楽は好きだったんです。ただ流行りの歌とかよりもずっと歌っていけるような歌がいいなあと漠然と思っていました。
そんなとき友人から偶然エラ・フィッツジェラルドのCDをもらったんです。それがとても明るく楽しくポップな音楽で…ジャズってこんなに楽しいものなんだ!と衝撃を受けてジャズが好きになりました。
それで丸山繁雄さんのジャズボーカル教室に通うようになって…3年くらい修行しましたね。その後人前でも歌いたいと思い銀座バーブラで歌わせていただくようになって。そこでデビューのお話を頂戴しました。
―ドラマみたいな経歴ですね(笑)。megさんはポップスとジャズの両方の世界で活躍されています。
megさんの中でその2つの音楽ジャンルに対して取り組み方の違いなどはありますか?
ジャズで目指してるものとポップスで求められるものがやはり違うなと感じることはあります。
例えばリズムの取り方が全く違いますね。ジャズのようにポップスもゆったり歌いたい!と思ってもやはりもっと早くリズムを取らないといけないこともあったり。
なかなか体で理解できなくてレコーディングが長引いてしまったりなんてこともありました(笑)。
―今回のアルバムについて教えていただけますか?
今回のアルバムは私のデビュー10周年企画の第3弾として発表させていただきました。
原点回帰ということでデビューアルバムでもお世話になった守屋純子さんにお願いして、ビッグバンドとコラボしたゴージャスなアルバムを作りました。
曲目にもこだわりました。ジャズって敷居が高いと思われる方にも聞いていただけるようにポップスの曲を何曲かジャズアレンジにして収録しています。
特に1曲目の「Thriller(マイケル・ジャクソン)」はイチオシなので是非聞いていただきたいです!
―制作に関してはどうでしたか?
今回は選曲からアレンジの方向性にいたるまで守屋さんと相当深くディスカッションしましたね。
それこそ守屋さんのご自宅に何度かお伺いして2人で骨組みの部分を考えたり…。
その時間がとても濃厚で、本当に勉強になりました。アルバムにもその成果が現れていると思います。
―寺井尚子さんや斉田佳子さんなど、アルバムに関わっている方たちも豪華な方ばっかりですね。
この10年の間に色々とかかわりのあった方たちとご一緒できて嬉しいです。
寺井尚子さんはここ数年ジャズフェスティバルなどでお会いすることがあっておこがましいかなと思いつつアルバムへの参加をお願いしたら快諾してもらえたんです。
嬉しくてとてもびっくりしました!(笑)。本当に有り難く思っています。
―リリースライブツアーを開催中ですがいかがですか?
今回のツアーはゆっくり色んなところを回っていくのが新鮮で楽しいです。
1回1回ライブが終わるごとに自分がなにかしら成長だったり変化しているんですよね。
12月のツアーファイナルの頃には自分は一体どうなっているんだろう、という気分です(笑)。
特にこの間寺井さんとご一緒したライブで、自分があけたことのない扉を
ノックしてもらったような感覚があっていまだに興奮しています。
―その扉というのはどういったものなのですか?
音楽の楽しみ方やステージでの気持ちの置き方…でしょうか。
より楽しむ方法と言いますか。だから次のライブでは扉をまたひとつあけた私を見てほしいです。
毎回そうなんですが、いつも「もうちょっとこうしたかったな」みたいのがあるんです。
でもその気持ちが先につながっていると思うんですよね。
―10年を迎えたmegさんのこれからの抱負などはありますか?
目の前の目標としてはやはり今のツアーライブの成功があります。
それと、やはり根底にはこれからもジャズとポップスの2つの音楽をぶれずにやっていきたいなというのがあります。
2つのジャンルの架け橋となって、そしてジャズのファンをもっと増やせるように頑張っていきたいです。
―どうもありがとうございました!
(2017年8月9日都内某所にて)
デビュー10周年記念リリース第3弾!!
(XQMN-1007/\2,315+tax)
【収録曲】
1. Thriller
2. Don't Get Around Much Anymore
3. Eleanor Rigby feat. 寺井尚子
4. Emily
5. It's All Right With Me
6. I've Got You Under My Skin
7. DESTINY
8. Only Trust Your Heart
9. Sophisticated Hula
10. Let's Face The Music And Dance feat. 斉田佳子
11. Blame It On My Youth
◆meg 10 周年記念ツアー「Quicker Than the Eye」スケジュール◆
7/26(水) 横浜・Bar Bar Bar
9/30(土) 原宿クエストホール
11/30(木) エル・パーク仙台 ビバップス(O.A)
12/1(金) 盛岡・すぺいん倶楽部
12/2(土) 秋田・THE CAT WALK
12/3(日) 大館・御成座
◆スペシャルコラボライブ「寺井尚子 with meg」スケジュール◆
8/2(水) 大阪・ザ・フェニックスホール
8/3(木) 名古屋ブルーノート
9/17(日)モーション・ブルー・ヨコハマ ゲスト:meg