"YORK"(ヨーク)は金沢・香林坊にあるジャズの聴ける店です。
この店が始まったのが,
1969年の12月22日。
(この看板が目印)
(日本銀行金沢支店の高さ5m余りの壁際から写真を撮ると右の写真のような感じ)
かれこれ30年弱(というか,このページを最初に書いたのが1996年だったのでそう書いたけど,それからすでに何年もたつので,今では●●年(各自計算))の歴史のある店です。
私がこの店へ行きだしたのは,社会人になった1980年ごろからなので,結構長いおつきあいです。
一人ぼーっとジャズを聴くもよし,二人静かに語らうもよし,たくさんで行って,ボックス席を陣取るもよし,そして,マスターとの会話を楽しむもよし,とにかく気楽にくつろげる店,そして,ジャズの聴ける店です。
店内には3000枚近いレコードが並んでいます。最近ではCDも増えてきましたが,まだまだアナログを聴かせる店です。
(左は一応仕事中(?)のマスター)
このように,壁にはずらりとレコードが並ぶ。
しかし,CDも増えてきたね。マスターの背中あたりはCD
さて,この"YORK",いったいどこにあるかというと,金沢の繁華街香林坊は,日本銀行金沢支店のすぐ裏にあります。
所在地はというと 香林坊2-12-33
電話 262-2612 です。
日本銀行を取り囲む,白い(本当は灰色っぽいようだが,夜の闇で,白く見える),そして,高い(よじ登ることは不可能な)塀に沿って歩くと,たどり着きます。
ちょっと暗い通りにありますが,最初の写真のような看板が目印。
営業時間はというと,
12:00~14:00 と
18:00~25:00 です(一応)。
夜中は,かわいい女の子が,
「もっとジャズを聴かせて」
とせがむと営業時間が延びます。
「こんな雪の降る寒い夜は誰も来んわ」
ということになれば早めに閉まるかも知れません。
続いて,お品書きはというと
コーヒー 400円
ビール 700円
ウィスキー 600円~
ボトルキープ 6000円~
といったところ(1996年当時)。
ちなみに,私はニッカの「Pure Malt」
この化学薬品を入れるような,透明ガラスの瓶が好き(今はない)。
(ボトルの並ぶ棚の中のPKP(Prince Kochan's Production)のボトルが右の写真)
昔はこの栓もコルクだけで,もっと雰囲気がよかった。
各自,この瓶のラベルにマジックでサインをする。
私は毎度おなじみ
(Prince Kochan's Production)マークを書き込んでおります。
(左はある日食べた「いなにわうどん」)
他のメニューはというと,右の写真のように黒板に書いてあります。
ちなみに,右に登場しているのはマスターのつれ合いさん。
実は陰の支配人!!
この写真を撮ったときに書いてあったメニューを書き写すと……
サラミ ゆとふ もみじ子 ピクルス 銀杏 きむち
焼ソ 寿留女 リンゴ 鰯 エイヒレ 柿種
スパ ウインナ らきよ チーズ トマト 梅
うどん 漬 サーデン オリーヴ
とこんなもの。
このほかにも,季節の料理が出てきます(マスター談)。
ま,何ができるのか聞くのが一番。
私はちょっと何か食べたいときには焼きそばか,うどんを頼みます。
さて,最後に何かおもしろいレコードなあい?と聞いて出てきたのがこれです。
左より「A Portrait of Louis Armstrong」ってやつ。
お隣は「Benny Goodman」のやつ。25cmのLP。
右は「Charnegie Hall Jazz Concert」タイトルは「Just Jazz」ってなってたような気がする。
これも25cmのLP。こんなサイズのは見たことない年代なんです私……
おまけに,ジャズがわかっててこの店に通ってるんじゃなく,ぼーっとして音楽が聴けるのが好きで,"YORK"が好きな私です。
だから,レコードの解説は無理なのであしからず。
そんな,私が気軽に立ち寄り,ぼーっとアナログを聴いているのがこの"YORK"でした。
みなさんもぜひ一度お立ち寄りを……
ヨークのマスター奥井さんにおかれては,2003年6月17日ご逝去されました。
ここに謹んで哀悼の意を表すとともに,ご冥福をお祈りします。
なお,ヨークは現在も営業を続けております。
気が向いたときに「YORK」に行って,さらに気が向いたときに書く「満腹探検隊」の報告は,その中の「YORK」のページをどうぞ。
このページではその時々のお品書きの値段が分かります。って言っても,毎回結構適当なんだけど……
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