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■彼ら演奏者が何を共有しているのか。耳と意識を書き換える120分
「ジャズを始めてみたいけれど、何をどう聴けばいいのかわからない」「名盤を聴いても、どこが凄いのか実はピンときていない……」そんな悩みを感じてはいませんか?ジャズがこれほどまでに心地よく、スリリングに響くのには、明確な「理由」があります。
本ワークショップは、楽器を持ってバリバリ演奏する場ではありません。むしろ、マイルス・デイヴィスやトミー・フラナガンといった巨匠たちの名演をじっくりと「解読」し、彼らの頭の中でアンサンブルで何を考えているのか、そのサウンドの根源的な仕組みを学ぶための場です。
■ジャズが「ジャズ」になる瞬間を捉える
初心者はどうしても華やかな「ソロ」に目を奪われがちですが、本当に心地よいサウンドの鍵は、実は目立たない場所に隠されています。 ウィントン・ケリーのピアノがなぜあれほど軽やかに弾むのか、ポール・チェンバースのベースがなぜ聴き手に絶対的な安心感を与えるのか。それは、彼らが単に音を並べているのではなく、「アンサンブルの呼吸(縦と横のライン)」を極めて繊細に一致させているからです。
■鍵を握る「3種類のリズム」と「裏拍(Up Beat)」を体感する
ジャズの「ノリ」の正体は、実は数学的な正確さではなく、共演者との絶妙な「ズレ」や「タメ」にあります。 @3つの8分音符: ドラムに添うジャストな音、粘りのある3連系、そして敢えて弾まないストレートな響き。これらを実際の音源と譜面で比較し、その「質感」の違いを体感します。 ・ ドラムのレガートにピタリと添う「ジャスト」な拍 ・溜めを効かせた、粘りのある「3連系」 ・現代ジャズにも通じる、あえて跳ねない「ストレート8」 これらを音源とコピー譜で確認し、実際にその違いを体感することで、「なんとなく」ではない、意図的なリズムの使い分けを身につけます。
➁Up Beat(裏拍)の共有: 共にスイングするために最も重要なのが、この「裏拍」をどこで感じているかです。ワークショップでは、ソニー・クラークやビル・チャーラップなどの名演を聴きながら、プロが共有している「見えないリズムの軸」を浮き彫りにします。
ジャズのノリ(スイング感)は、実は一種類ではありません。本講座では、セッションの質を劇的に変える「3つの8分音符」「Up Beat(裏拍)」に光を当てます。
共演者とスイングするために最も必要なこと。それは「表拍」ではなく、「Up Beat(裏拍)」をどこで感じているかを一致させることです。 アート・ブレイキーやソニー・クラーク、トミー・フラナガンといった巨匠たちの名演を材料に、正しいUp Beatの位置を徹底解説。裏拍の捉え方が変わるだけで、あなたの音は魔法のようにアンサンブルに馴染み始めます。
■「聴く力」が、あなたの演奏を自由にする
良い演奏を知り、その裏側にある意識を知ることは、練習を何時間も重ねるのと同じくらい大切です。 「何を聴けばいいのかわからない」という状態から、「あ、今ここでベースとドラムが会話した!」という発見ができるようになれば、セッションへの道はもう半分以上開けたも同然です。
■こんな方におススメ ・これからジャズセッションに出たいけれど、アンサンブルの仕組みがよくわからない方 ・自分の演奏が、なぜかジャズ特有の「ノリ」にならないと悩んでいる全楽器奏者 ・「聴く力」を養うことで、共演者と会話するように演奏したい方 ・マイルス・デイヴィスやビル・チャーラップなどの名演の裏側を知りたい方
演奏技術の向上だけでは到達できない、「ジャズを一緒に奏でる喜び」の扉を一緒に開きましょう。
■基本情報 ◎日時:13時〜15時 ◎参加費:4800円 ◎講師:外谷東(pf) ◎持ち物:五線譜、筆記用具
※釣銭が不足しております。1万円札はご遠慮ください。
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