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ジャズ ミュージシャン ( 国府弘子 )

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インタビュー:by @jazz 山本聖子 2008年1月


自分流の表現と、心震える共演を求めて。
20周年を迎え、さらに進化するピアニスト!


ジャズという音楽を通して伝えていきたいのは「自分流でいいんだよ」というコト。過去にめぐり逢ってきた先生や先輩達が「お、いいじゃない!」ってホメてくれた瞬間に、自分流の表現をする勇気や楽しさが100倍に膨らむんです。たとえプロにはならなくっても、人生の中でジャズはおおいに役立つ。毎日を生きる上で「自分の言葉で、自分の思いを人に伝える」ということに通じるからなんです。

(国府弘子)



● まずは、昨年アルバムデビュー20周年を迎えられたこと、おめでとうございます。

ありがとうございます。石の上にも20年ですね(笑)。充実の時期を過ごせて、周囲にはホント感謝しています。

● 今振り返ると、どのようにジャズとは出会われたのですか?

国立音大生の頃、ジョー・サンプルやデイヴ・グルーシンなどを聴いて、まさにピアノが主役でしたし、カッコイイ!と思いました。今考えるとクロスオーバーの音楽ですね。当時独学で「耳コピー」してました。

● 音大生の頃、もうジャズを弾いていたのですね。

はい、BGMとしてピアノを弾くバイトもしてました。アマチュアバンドのサークルでは、すでに結構弾いてブイブイ言わせてましたし(笑)。でも、もっともっとレベルアップしたくって。それで「ポピュラー・ピアノ教室」に入りました。

● 教室はいかがでしたか?

藤井英一先生に出会い、ビル・エヴァンスやバド・パウエル、レッド・ガーランドをガンガン聴かされて、もう完全に“バップ”漬けになりましたね。今思うと、どこが“ポピュラー・ピアノ”じゃい!?(笑)



● この辺からジャズにはまっていかれたんですね。

そうですね、なんせ「ジャズってドキドキワクワクするスリリングな音楽だなあ」って、ギュっとひきつけられました。当時自宅から音大に通っていたのですが、時間もかまわずライブを聴きに行きたくって〜。でも自宅には、大切なムスメが不良化(?!)していくのを心配する母がいて。母の気持ちもわかるんですが、でも、ジャズにどんどんひきつけられていく私。そんな葛藤を感じつつも、ひかれていった日々でした。

● 大学卒業後、NYでの生活はいかがでしたか?

NYでは一人暮らしだったんで、その点、母に対する心苦しさと葛藤から解放される大きなキッカケになったかな?NYでは夜通しジャズ漬け!なんせ習うというより、体ごとドップリはまったって感じで。毎日が冒険の連続って日々でした(笑)。

● NYで師事されたバリー・ハリス氏はどんな方で、どんなレッスンをされましたか?

バリーはホントに温かくって素敵な先生。バリーのワークショップは、向こうの仲間のウワサで自然に見つけて、夜な夜なセッション漬けでしたヨ。初めは黒人の仲間たちに「ヒロコはショパンは上手いけど、ジャズは全然スイングしてねえぞ!」って思いっきりバカにされて(笑)。半年続けて、初めてワークショップの「ハウスピアニスト」に任命されました。一晩弾いたら、意地悪なジャイアンみたいな男(笑)が「You’re bad, Hiroko」って叫んだんです!「あああ、またイジメられた。。。」ってヘコんで帰る道で、「ヒロコ、Badっていうのはイカすってコトなんだよ」って他の仲間に教えられて。ああ、もうホント、すっごく嬉しかった!単純だね、私(笑)。でも、あの瞬間は絶対忘れられない。

● NYへの留学経験以外にも、ヨーロッパ、アジアへツアーに行かれてますが、海外ミュージシャンとの共演やステージの雰囲気はいかがですか?

言葉が通じなくても、音楽ではいくらでも語り合える喜び。そのことを海外公演や海外の仲間と演奏するたびに感じます。私の親しい友人、例えばエイブ・ラボリエルというLAのベーシストには、本当に音楽の大切な事を教わりました。「ヒロコ、緊張してちゃもったいない。お客を幸せにしたいなら、まず自分がこのステージでうんと楽しんで幸せにならなきゃ!」彼のこの言葉は、今では私の座右の銘です。だから海外公演先がハッピーや興奮を表現するお国柄であれ、シャイなお国柄であれ、私にとっては変わりません。シャイな人がいたとしても、ステージが進むにつれて「変えていく」のも楽しいので。

● スタンダードジャズに限らずクラシックやブラジル、ラテン音楽と様々な曲を演奏されていますが、ジャンルについてどう思われますか?

ジャンルにいったんこだわり出すと、自分の所在無さに心細い限りの音楽人生です。でもいろんなきっかけで音楽の垣根はとっぱらっていいのだと、わかりつつあります。偉大な先人たちは皆、そうしてきましたよね。結局は、いい音楽か、そうでない音楽か。その2つを自分のふるいにかけるのみです。

● クラシックといえば、昨年11月には神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演されましたね。いかがでしたか?

練習と準備に長い時間をかけましたし、ホントにこんなにエネルギーを必要とする自主コンサートは、生まれて初めてでした。でもその分、何倍もの喜びを味わうことができました!ある意味、ずっと長いこと「クラシックとジャズ」の間の中途半端コンプレックスに苦しんでいた自分への、ご褒美のような一晩でした。なかでもガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」は、クラシックとジャズの両方を知らなくては演奏できない曲でしたから。他にも演奏曲には、オーケストラにとっては難しいビートやテンポの曲もあったりもして。トリオとオーケストラをサウンド的に融合させるということは、演奏者にも音響スタッフにも、とっても難しい課題でした。でも皆それぞれの音楽経験、精神力、包容力と。その全てを結晶した結果、喜びに満ち溢れた素敵なステージが出来上がりました。指揮をお願いしました藤野浩一さんにも、大感謝です!今このコンサートのことを思い出すたびに、楽しい苦労、という言葉を噛みしめています。

● 他にも昨年は、20枚目の記念アルバム「Hola!」も出されましたが、どのような思いを込めて作られましたか?

このアルバムは、具体的には「スペイン」をキーワードに、魅力的なスペインのサウンドを自分なりに取り入れたものです。もう一つのテーマは私が長年一緒に演奏してきた二人の仲間、八尋洋一(b)と岩瀬立飛(d)とのトリオならではの味を聴いてほしい、という事です。ガンコでマイペースな洋一と、自分の世界に閉じこもりがちなタッピー、それにいつもスッタモンダしてるオッチョコチョイな私……こんな3人(笑)だったのに、音楽を一緒に奏でるうちに「うわっ、こんなにわかり合える」と涙する今。このトリオのおかげで生きる勇気がわいた、と言っても大げさじゃないなあ。ジャズというジャンルで認めてもらおうとかそんなことではなくって、この3人でしかできない「ジョイフルな、心の通う音楽」を見つけたぞと。その象徴が今のところ、このアルバムなんです。

● このアルバムの中で、あえて1曲選ぶとしたら?

ムズカシイな〜。なんせ、シングルカットなんてされない類のアルバムですからね。でも自分の中で演奏していて心が震える度合いで言うと、「ジプシーバロック」かな。本当に三位一体で一緒に“歌”を奏でているから。

● 引き続き今年も、また忙しい年になりそうですね。

ホントに嬉しい限りです。3月には「スプリング・セレクション」という春をテーマにしたベスト盤を出します。20枚のオリジナルアルバムからの選曲を中心に、意外な人(!)との共演曲もあります。ポジティブで明るい気分になれるアルバム、だと思う。また、コンサートの模様を収録したDVDも発売をしたいと考えています。4月4日には六本木STB139で「Woman's Selection vol.2」を予定しています。その他、国府弘子スペシャルトリオのライブや、「ジャズピアノ6連弾」や「おしゃべり音楽館」その他で、全国を飛び回る予定もあります。また春先には、NHKで「国府弘子の今日からアナタもジャズピアニスト(仮題)」という講座をオンエア予定。年末年始は、この番組用のテキスト作りに、毎日カンヅメでおります。


● 今後は、どのようなことに気をつけて活動をして行かれますか?

ともかく、元気に音楽を続けていくのみです。体や頭が疲れきっているとスタミナ不足で幸せじゃなくなるんで、ちゃんといつも自分をリフレッシュさせながら続ける。この贅沢だけは確保したいです。あと、デビュー以後、大して売れっ子じゃなかった(笑)ので、その後20年間少しずつでもだんだん仕事が増えてきたって事に、これからも感謝して活動するコトかな。

<お忙しいところ、どうもありがとうございました>


インタビュー:by @jazz 山本聖子 2008年1月


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